電車の中や街を歩いていると特に東京や大阪といった大都市圏ではスマートフォンを利用している人が圧倒的です。
ただ、ビジネスでの通話需要で言うと2つ折りタイプのビジネスフォン(ガラホ)への需要はまだまだ根強いものがあります。
この記事では、なぜ個人利用(プライベート)では、圧倒的な需要を持っているスマホがビジネスではあまり利用されないのかについて企業の総務担当である私が解説したいと思います。
企業がビジネスフォン(ガラホ)を好む訳
企業がガラホを好むのは、企業側そして従業員側それぞれでの事情が関係していています。
ガラホは軽い
出てきた当初でこそ、片手で収まる程度のサイズ感であたスマホですが、動画視聴やゲームをする等の用途によって大画面・高性能化の傾向が年々強くなってきています。
当然画面が大きくなり、スマホ内の部品が増えるにつれてスマホ本体の重量も重くなっています。
お客さんや社内での連絡で長時間の通話をする様な営業職の人にとってガラホより重いスマホで長時間通話するのはややストレスを感じる場面が大きくなります。
ガラホはスマホと比べて出来る事は少ないですが、電話やEメールといった必要最低限の機能のみであり長時間での通話に対するストレスも少ない傾向があります。
ガラホは月額通話料が安い
スマートフォンは、機種代金と通話・通信プランを含めてガラホと比較して月額使用料が高い傾向があります。
1回線当たりであれば、ガラホとスマホの月額使用料の差額はが2,000円〜4,000円程度であっても数十数〜百回線の携帯回線に及ぶ事が決して珍しいくない企業にとっては維持コストの差が大きくなります。
ランニングコストを抑えたい企業にとっては、ガラホへの根強い需要はまだまだ続く事が予想されます。
ガラホは頑丈
街中では、液晶画面がバキバキに割れている携帯電話を修理する事なくそのまま利用している人が一定数存在します。
修理しない理由は、単純に面倒臭いと言うものから金銭的に直したくても直せない・もうすぐ機種変更の時期だからこのままで良いなどいろいろ事情があると思います。
スマートフォンは、高機能が売りなデバイスですが、上記の様に液晶画面が割れやすかったり、防水機能が付いていない端末が多く、屋外での砂埃や濡れた手での作業にはやや弱い側面があります。
一方でガラホであれば、仮に床に端末を落としたとしても滅多に液晶が割れる事はありませんし、砂埃や湿度の高い環境での利用にも強いメリットがあります。